東日本大震災による被害を受けた地域での無償アロマケア活動チーム“COCORO”公式サイト

寄付のお申込み


2012/04/22

被災地の光と闇

被災地は今、梅が咲き、椿が可憐に山肌に彩りを与え、桜のつぼみが春を待っていました。
新幹線の主要駅からいくつもの山を越え、車で約2時間のところにある陸前高田市。
まだ鉄道は通っておらず、車で行くしか方法はありません。

「報道されているのは光、ここにあるのは闇」

津波の被害地域に入り、そうぽつりと運転しながら言われた地元の方の言葉が胸に突き刺さります。

DSC05455.jpg

「瓦礫はずいぶん片付いたよ。」地元の方から聞いていた言葉。確かにいくらか瓦礫の山は減った。 
でも半年前に見た光景とあまり変わっていないというのが正直な感想だった。
震災後半年くらいから子供たちの書く絵に色がなくなった。 毎日見る光景に色がないから。
そう昨日聞いて、私たちの目の前に広がる景色には色がなかった。

DSC05228.jpg

地元の方と街を少し歩いてみた。
「この土台だけ残ったところ(↑写真上)はパチンコ屋でね、よく車をここに停めてたんだ。」
そう言っていつも停めていた場所に車を置いて、近くを案内してくださった。
「そこは焼肉屋でね、あ、そのあたりは住宅地。 その先は中学校があって・・・。」
ここに大きな街があったこと、沢山の人がいたこと、暮らしがあったこと、
今は何一つなくなってしまった場所を歩きながら話す言葉一つ一つは、
まるで記憶をゆっくり、ゆっくり紡いでいくようでした。

P1000498.jpg

今回ブログの更新をためらうほどの話を沢山聞いて、正直何を書こうかとても悩みました。
頑張っている被災した方々の姿を伝えたい部分と、
それだけではない本当の被災地の現状、報道されない闇の部分も伝えたほうがいいのではないかということ。
最終日、そんな話をすると地元の方々は来る方の安全のために書いてほしい、と後押ししてくれました。

今、被災地では街灯がなく真っ暗なことを狙って暴漢事件が急増しているのだそう。
わざわざ他府県から犯罪に来るようなこともあり、若い女の子だけでなく、
年齢は関係なく、女性はとにかく気を付けて、と。
女性一人を男性三、四人で襲われたり、女性複数で車に乗っていても全く関係ない、と。
今回の活動中に耳にしただけで数件の話を聞きました。

だからボランティアで来る時も、絶対に他府県のナンバーで女性だけでは危ないから、
お昼だけにするか、男性も活動メンバーに加えるか、とにかく気を付けてほしい、と。
幸い私たちは今回男性も3名~4名、しかも地元の方々がいたので安心でしたが、
こういった地元の声、今後活動する方々の参考にしてもらえればと思います。
無理して何かあって、迷惑がかかるのは地元の方々。
そういうところから新規のボランティア受け入れに関して慎重な現地の事情もわかりました。
これから足を運ぶみなさん、気を付けて活動してくださいね。
長くなったので、次回はCOCOROの今回の活動のお話に続きます。
活動日記

2012/04/21

現地打合せ

今回は地元の方と一緒に活動することになったことで人数が増えたので、
陸前高田へ入る前日から岩手に入り、顔合わせと打ち合わせをしました。

「被災者だけど、地元を元気にしたい。助けられるばかりではいけない。自分も動く。」
そう言ってCOCOROの活動に共感して下さった陸前高田出身の方々が、
地元でのサポート全般、活動場所の交渉、
運転などを分担して手伝って下さいました。
宿泊可能枠より多いセラピストさんのご応募がありましたが、
今回からはあえて地元の方を優先させていただきました。
これは小さな地域復興のサポートになればというCOCOROの活動主旨でもあり、
活動したい人が活動することが目的ではなく、
必要な人に必要なものを届けたいと思うからなのです。
理解してくださったみなさん、本当にありがとう。
いつかは「もう来なくて大丈夫だべ。」 この言葉を待ちながら活動しています。

正直、都会で離れていると、こういった活動は本当に必要だろうか?
多くのボランティア団体が活動を終えている中、
息長く心より添い合わせることを目的に始めたCOCOROですが、
“本当のところ”は、今回実際に活動してみなければわからないと思っています。

これまでも電話で地元の方と打ち合わせしても我慢強い東北の方は「大丈夫。」
と言うことも、地元コーディネーターさんが足を運んで話を聞くと
全然大丈夫でないこともたくさんありました。
そういった意味では、今後の在り方や方向性もしっかり見極めて来ようと思います。


まるで学生のように食事の後、宿泊した岩手県内のホテルの一室に
大人6人がぎゅうぎゅうに集まり、翌日から始める「香りとふれあい教室」で行う
子供たち同士のマッサージの練習をしました。
支援のために来日してくれたイギリス人セラピスト、メアリーさんと二人で
半年かけて作り上げたプログラム。
毎日のようにイギリスと日本でEメール、電話で打ち合わせをして、
地元の方の意見を聞きながらまた作り直して・・・を繰り返した
想いのたくさん詰まったふれあいプログラム

一緒にお手伝いいただく皆さんにもどんなものか体感してもらおうと
試しに行うと、たった3分ほどのプログラムなのですが、

「なんて気持ちいんだ。なんて心安らぐんだ。」とみなさんが感激してくださいました。

地元の方は、「これ、絶対子供たちが心安らぐから、本当にうれしい、
ありがとう、ありがとう。」と何度も何度も言ってくださり、
震災後ずっと地元の写真を撮り続けている写真家の方は、
「こういう心のケアが必要とされていると思う。参加させてくれてありがとう。
 今このグループの中にいることが、僕にとっても心のケアになった。ありがとう。」と。
思った以上の反応をいただき、
とてもいい雰囲気が出来上がって、打ち合わせを終えました。
なんだか、今回すごいチームワークが出来上がってきています。

夕食をさせていただいた地元の魚屋さんは、
「おれたちそういう活動できてねぇんだ。頑張って来てくれ。」と言いながら
復興した地元の酒造で作られた日本酒を下さったり、
メアリーさんご夫妻がお寿司を食べたことがないと
会話の中で話していたのを聞いた地元の方は夕食後にこっそり買いに行って、
サプライズで差し入れしてくれたり・・・
本当に優しい人たちの心に包まれ、色々な想いが交錯しました。
明日は東京・名古屋からセラピストさん二人が合流して、
いざ陸前高田市内へ向かいます。
活動日記

2012/04/17

アロマボランティアに向けて

土曜日から訪れる陸前高田市での活動に向けて、最終調整を行っています。

今回からは半分近くが地元の方が手伝って下さっていて、
これまでとは少し形も変えて二カ所で同時に活動します。
これは地元のサポートなくては難しかったこと。
私たちの活動を通じて人が笑顔になったり、元気になるのを見て、
地元の方が地元の方を元気にしたい!と沢山の方が申し出て下さったのです。
私たちの活動はとにかく地元の方の声が最優先。
数ヶ月間、現地に足を運んでヒアリングを重ね、地元の方がしてほしいことと、
私たちのできることの擦り合わせをして、
ようやくベストな形が決まりました。

今回の活動は震災から一年経ち、今後の活動を考える大きな機会だと思っています。
電話だと「大丈夫。」と話されることも、お会いすると現状は全然違ったり、
会うだけで話されないことも、香りを嗅いだり、ふれることで話されることもあります。
今後何が必要とされていて、何がしていけることなのか、
そこもしっかり見極めて来たいと思います。

支援してくださる沢山の方々の気持ちも伝えられるような
温かく穏やかな時間を提供できるように活動して来ます。
書き込んで頂いた「私のアロマ活用法」は印刷して持参します!
集まった沢山のメッセージカードは、大きなボードにしました。

できるだけ沢山現地からTwitter&ブログで更新しますので、
温かく見守って頂ければ嬉しいです。
活動日記

2012/04/03

活動準備中です。

今日は次回の活動に必要な印刷物を準備しています。
数百枚の印刷になりそうで、家庭用プリンターが働きまくっています。
事前に送付した資料とは別に、持参用をファイルに分けて持っていきます。


(作成:アロマサロン アトリエアイシス 代表IFA認定アロマセラピスト ゆきさん)

今回印刷物のほとんどはボランティア登録して下さっている
アロマセラピストさんが作って下さいました。
こんな言葉遣いはどうかな?イラストはあったほうがいいかな?
など何度も時間をかけて試行錯誤してくださった、
どれも想いの沢山詰まったものばかりです。


(作成:左 IFPA認定アロマセラピスト あきこさん / 右 AEAJ認定アロマセラピスト かずえさん)
活動日記
 | HOME |