東日本大震災による被害を受けた地域での無償アロマケア活動チーム“COCORO”公式サイト

寄付のお申込み


2012/10/19

美しい海とある暮らし

活動中、ずっと曇っていた空が今日は透き通るような青空をしています。
そしてそれを反射して海も輝くようなブルー。
震災後、こうして見る海を綺麗だと思えるようになったのは今回が初めてです。
あの真っ黒く恐ろしい破壊力で街を飲み込んだ津波とこの海が同じものだとは信じがたいほど、
まるで何もなかったかのような顔をして波を立てる海。
その波音を穏やかな顔をして聞くおばあちゃんを見ていると、海、必要なんだな、と。

DSC06891.jpg

壊れたままの堤防。 ここには100艘の船があったそうですが、すべて津波に飲まれました。
悲惨な爪痕を残した事は間違えないですが、少しずつ養殖が始まり、船が少しずつ増え、
それを嬉しそうに眺めたり話す地元の方々を見ていると、
ここに住む人々にとって海がとても特別なものであるのがよくわかります。
危ないから離れて住めばいい、それは都会的な考え方だなとも思うようになるのです。

DSC06910.jpg

もちろん水の音を聞くのも見るのも怖いという人もたくさんいます。
その一方で早く海の仕事を再開したい、海のそばに戻りたいという人もたくさんいます。

DSC06912.jpg

毎日毎日子供たちが見て育つ光景が瓦礫の山。
一刻も早く!復興させて!と願う沿岸部の人々の叫びを肌で何度も感じました。

DSC06917.jpg

海から2km以上離れた場所にある高校も3階部分まですべて壊れています。

DSC06926.jpg

こんな光景を眺めながら、今日も帰りの新幹線まで目一杯活動します。
2チームに分かれて、子育て支援センターチームと温泉チーム。
触れるって本当に不思議な力を持っています。
マッサージをしていると溢れるように話し始める人が沢山います。
すくすく成長している子供たちの笑顔に溢れる一方で、
子供が寝静まった後に毎晩やってくる恐ろしいトラウマを語る人もいました。
両手では数えきれないほどの亡くなった身内の事を思うと今も眠れないと話すママさんや
ある場所でたった一人だけ助かったという高校生は、なぜ自分だけ生きているのか悩み、
地獄絵のように波に飲まれて行く人々の光景で日常生活を遅れなくなり、
今は精神病棟にいるという話。 生かされた命でも生きるのに苦しむ人々がたくさんいます。
心のケアがいかに長期的に必要なものなのか地元の方々が熱心に訴えてくれます。

DSC06856.jpg

心のケアは今が正念場。 そしてまだまだこれからです。
アロママッサージを受けるには往復4時間かかるというここ沿岸部。
仮設でもいいから1年でもいいからアロマサロンできないかなぁ・・・と話す方もいました。

IMG_4486.jpg

物質的な復興ほど、心の回復はうまくいかないものです。
寄り添い合って、継続する事の大切さをしみじみ感じています。
アロマに限らずどんな活動でも地元の方の声を聞きながら作り上げて行けば役に立つはずです。
ボランティア、すごく減っているけど、今はようやく受け入れる余裕もできたし、
今こそ来てほしいな、そんな声もたくさん聞きました。

今回、大人と子供のべ200名の方々に受けて頂きました。
これまでの一年半の活動で施術した人数も800名を超えました。
Cocoroの次回の活動は春を予定しています。「来なくていいべ。」と言って頂く日はまだ遠そうです。 
息長く支援して下さる皆様、ありがとう。 ブログを通じて応援して下さる皆様、ありがとう。

DSC06892.jpgDSC06882.jpg
(受付は現地の方々にお願いしました♪)
そして「自分が出来ない分、代わりに宜しく。」と快く送り出してくれ、
帰ったら積もる話をいつまでも聞いてくれる夫へも、心からありがとう。
また同様に参加するセラピストさんやスタッフの皆さんを陰で支えたご家族の皆様、
本当にありがとう!
これからも現地のヒアリングを最優先しながら、
息長くできることを続けていきたいと思います。
今後とも宜しくお願いします。
活動日記