東日本大震災による被害を受けた地域での無償アロマケア活動チーム“COCORO”公式サイト

寄付のお申込み


--/--/--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告

2011/09/24

松の香り…

今回訪れる二か月前から現地の方々へのヒアリングを始め、
訪問先へは地元コーディネーターさんが足を運んで下さり、
直接ご要望をお伺いしながら活動の実施となりました。

ヒアリングをしていく中で、今も続く震度4や5の大きな余震で
ようやく落ち着き始めた子供たちが、また津波が来るのではと怖がり、
大きなストレスを抱えていることが心配、というご父兄の声がたくさんありました。
そしてまた先生方も仮設住宅から通い、自身も被災しているという状況で、
誰もが目いっぱいの状態で日々生活しているとのことでした。

なので今回は大人だけでなく、
子供たちも対象にアロマケア活動を行うことにしました。



コンサルテーションシートに体調などの必要事項を記入していただき、
心と体の状態に合う適切なオイルを選んでからハンドマッサージを行います。
植物が心身に働きかける影響を考え、使用するのはすべてオーガニックの高品質なオイル。



子供たちのお昼寝時間に教室をお借りして、アロマ空間にさせてもらいました。
みなさん子供たちの笑顔を見ると元気になると話されていたのが印象的です。



セラピストが増えたことで、前回よりも多くの方にスムーズに受けて頂けるようになり、
これはCocoroとして大きな前進だと思います。
避難所で行った時に比べると、深い悲しみ、落胆、絶望感から
今後の不安や現実的な悩みも増え、
自分たちではどうしようもできない現状への「苛立ち」をとても感じました。



実は陸前高田市には7万本という数の松が並ぶ海岸沿いの美しい松林がありました。
それが今回の津波でたった1本になってしまったんです。
それでもこの街の人にとってはこの一本松がシンボルのような存在。



5月の活動時、「こんな時だからこそ松林でぼーっとしでぇ。(したい。)」
「松林が自慢だったんだべ。」「松林がなぐなんなんて想像できねぇべ。」と
皆さんこの街の方は松のお話されていたのを思い出して、
急遽松から採れる精油を持参することにしました。

insole.jpg
(インソーレ様より提供。 直前の思いつきにも関わらず、間に合うよう届けてくださりありがとうございました!)

精油 Pine (学名 Pinus sylvestris)

これがすごくすごく大人気でした。
「懐かしいな。思い出すな。癒されるな。」と。

震災から半年経ち、もう前の街がどんなだったか思い出せないそうです。
どこに何があったか、どこで何をしたか、何にもなくなってからわかんなくなった、と。
でも嗅覚って不思議なもので、香りとともにふんわりその情景が思い浮かんでくる。
香りで蘇る記憶が癒しに役立ったと言って頂いたこと、
これはアロマセラピストであってこれ以上ない言葉だと感じました。
それとともにこうして選ぶオイルがいかに重要かも痛感しています。


精油 Pine (学名 Pinus sylvestris)

[主な化学成分]
borneol, bornyl acetate, a and b-phallandrene, a and b-pinene, 3-carene.

[Pineの精油のお話]
心身の疲れを開放してくれると言われるフレッシュで
まるで森林浴をしているような清々しい木の香り。
皮膚に薄めて使うに注意が必要で、
同じ松でもDwarf pine (学名Pinus mugo. var. pumilio) は
特に皮膚刺激を気を付けないといけません。
ただ芳香浴だと誰でも手軽に楽しめて、
心を浄化してくれるとも言われる精油。
溜まったストレスにはお勧めです。
ネイティブアメリカンは松葉を枕に詰めて、しらみやのみ予防にし、
その香りを楽しんだという文献もあります。

松林、それは陸前高田の方々にとって癒しの場所だった。
塩害で弱り始めた一本松。
どうか元気になって、人々にまた癒しの場所を作って欲しいです。


心をつなぐアロマボランティア
活動日記

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。